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2023-09-26 10:28:00

金属製品のリメイク

たまに金属製品のリメイクの依頼を頂く。

金属はとても丈夫な素材なので、メンテナンスをすればとても長く使える。
錆が出ていたとしても磨けばまだまだ使える。

今日は10年以上前にとある工房で作ってもらったという看板の、リメイク作業をした。

フレームは鉄で、板部分は銅と真鍮で組まれている。
蔦が巻き付いたような意匠のとても凝った作りの看板。
鉄部分は錆が浮いており、板部分も経年変化で真っ黒になっている。

 

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錆の浮いたフレーム



錆は進行すると表面から内部まで進むのだけど、依頼品は表面だけが錆びていたのでスポンジ状のヤスリで擦って錆を落とす。

製作時に良い塗料を使っていたようで、年数の割に劣化は少ない。
塗装が浮いてしまっていると、上から塗装をしても剥がれてしまうので、浮きがないかチェックしながら錆を落とす。

作業をしながらよくよく観察をすると、製作時についたであろう傷や、凹みに気がつく。

僕も同じような作業を行うので、なんとなく察しがついて面白い。
「ここにこの凹みがあるってことはこうやって曲げたのかな」とか「この部分はどうやって加工したのだろう」と考えながら作業を進める。


錆を落としてから破損箇所を溶接する。
そのあと脱脂を行い、艶消しの塗装していく。

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再塗装後

板部分は真鍮製の文字の張り替えと研磨作業。
10年もすると銅も真鍮も真っ黒になっている。
はじめ見た時には何の金属か分からなかったほどだ。

7割ほど行い、残りは次の日に回す。
リメイクは大変さもあるけど、なかなか楽しい。

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研磨前の板部分
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研磨直後の銅板。ピカピカすぎるので少しトーンを落とす予定

 


修理やリメイクの作業は実物を見て色々試してみいないと、どう加工するか決められない。
金属だと聞いて預かった製品の一部が、実は木材だったこともあるし、鉄だと思ったらアルミだったりする。

サニーサイドスタジオにある工具や技術で対応できればなんとかするのだけど、アルミを溶接するには専用の溶接機が要るし、木材であればできることは限られる。

もし失敗すれば元通りにはならないので、できないことはできないと断ることもある。
それでも、、と言ってもらえる場合には自分でできる範囲で頑張る。
木材の部分を金属に変えたり、アルミの部分は溶接ではなくボルトで接合したり、接着剤を試す。

色々と手間はかかるけど、技術や経験として得られるものは多いし、捨てようとしていたものが、上手くいけばまた10年は使える。
そう思うとワクワクする。



最初に作った職人はどんな想いでこの製品を作ったのだろうと想像する。
じっくり観察していると全く知らないのに、身近に感じてくるから不思議なものだと思う。

生まれ変わった姿を見て驚いてくれるだろうか。

 

2023-08-22 01:31:00

ネットショップをリニューアルしました。

サニーサイドスタジオはすべてオーダーメイドでの製作を行ってきましたが、この度、セミオーダーのできるオンラインショップを始めます。

 

小物をメインにしたオンラインショップは開業当時からあったのですが、忙しくなるに従い少しづつ縮小し、ここ1、2年は休業状態でした。

 

今回製品ラインナップを絞り、再稼働することにしました。

まずは表札をメインに小物を数点アップしていますので、是非ご覧下さい。

 

 

オンラインショップを始めるにあたって考えたこと  

 

 

オーダーメイドは自在に仕様を決められる楽しさがありますが、一つ一つ製作するのでどうしても金額も高くなりますし、時間もかかってしまいます。

 

せっかく気に入って頂けても時間が間に合わなかったり、予算の都合で断念されることも。

 

それに事前にお見積もりをするとはいえ、価格の分からない物を依頼するハードルもありますよね。

 

実際お客様からも、敷居が高く感じるというお声も頂きました。

 

そこで間口を広げてたくさんのお客様に見て頂きたいと思い、オンラインショップを開くことにしました。

 

 

 

オンラインショップの良いところ

 

 

オンラインショップを設けることで仕様と価格が明確になりお買い物がしやすくなります。

 

また探していた以外のアイテムとも出会うことができて、買い物体験としては更に心地の良いものになると思います。

 

サニーサイドスタジオとしても材料を確保しておけたり、同時並行で製作することで納期の短縮や価格の引き下げができます。

 

オンラインショップを通じてやりたいことは、お買い物体験の向上と、納期、価格の改善です。

 

ただそれ以上にコミュニケーションの窓口にしたいと考えています。

 

依頼をするつもりがなくてもお店に商品が並んでいれば「見てるだけ」ができますよね。

 

その中で質問をして頂けたり、コミュニケーションが生まれるきっかけになることも。

 

そうしてたくさんの方に見ていただくことで、色々なご意見を頂くことを期待しています。

 

まだまだ商品数も少ないですが、お客様がフラッと立ち寄ることのできるお店にしたいと思います。

 

皆様のご来店を心よりお待ちしております。

 

サニーサイドスタジオのオンラインショップ

2023-03-04 23:40:00

ネットショップ準備中です。

現在ネットショップを準備しています。

 

以前もネットショップは稼働していたのですが、多品種を扱っていたこともありオーダーメイドの仕事との両立が出来なくなってきたこともあり、2年ほどで閉鎖していました。

 

今回新しく作っているネットショップでは表札や家具を中心に、主にご家庭で使って頂ける製品を並べたいと考えています。

 商品を一覧で見て頂けるので、お目当ての製品まで辿り着きやすいですし、お目当て以外の製品とも偶然に出会えることもあるかもしれません。

 

 

 掲載商品はラインナップを絞る分価格が抑えられますし、材料を事前に確保しておけるので短納期での製作ができます。 

 

もちろんサイズや仕様のオーダーメイドも承っていますので、ショップに無い仕様や製品をご希望の場合はお気軽にお申し付け下さい。 

 

 

 

2023-02-23 15:01:00

組み立て式の看板を考える

サニーサイドスタジオの看板で人気があるのが折りたたみ式の看板です。

金属の特性を活かして省スペースかつ安定感のある看板を目指して製作しています。

 

最近、降りた畳み以外にもパーツをいくつかに分けることのできる、「組み立て式」の開発も進めています。

ボルトだけで簡単に組み上げられる、簡素なものをイメージしていているのですが、先日試作品ができてきました。

 

試作品のイメージは看板というよりはのぼり旗を掲げる支柱のようなものです。

近所の職人さんにもお願いをして帆布と組み合わせたのぼりを考えています。

 

のぼり旗というと、プラスチックの軽量のものが多く、スーパーの特売や定食屋さんにある「うどん」とかが書かれたやつが多いなと。

 

ただのぼり旗は風にはためいてよく目立ちますし、出し入れが簡単なのでとても使いやすいです。

現在試作中のものは雑貨屋さんやカフェのような雰囲気を大切にしながらも、イベントなどの際にお知らせができるのぼり旗看板を目指しています。

 

もう少しでお披露目できそうなので、また進捗なども書いてみますね。

2023-02-21 14:41:00

看板選びのヒントその2 風には強い?

アイアン製の看板は重量があるので、風には強くなります。

重ければ重いほど安定感は上がるのですが、逆に倒れた時に危険なのと、持ち運びが不便になります。

なので風が強い場所に設置する場合には、ストッパーをつけて安定感出したり、下部に重石を乗せて重心を下にして安定感を高める仕様をお勧めしています。

 

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下部重石置きの例 

 

ちなみに重量は折りたたみ式で3キロ程度、スタンドタイプで7キロ程度です。

女性が一人で持ち運びできる平均は11キロ程度までと言われています。

お打ち合わせの段階で、重すぎるかもという場合は事前にお知らせしています。

 

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 下部ストッパー

 

重すぎる場合は鉄の部分を軽量なアルミ板に変えたり、部材を細くして重量を下げるなどの工夫をします。

闇雲に重くして風には強いけど、移動させにくいということにならないよう気をつけています。

 

 

お客様と話していてよく言われるのが「今使っている看板が風に飛ばされる、倒れる」ということです。

よくよくお話を聞くと一般的に売られている木製の両面が黒板になった看板を使われていることが多いです。

この仕様の場合、木製で軽量であること、全面の板に風が直撃してヨットの帆のように煽られてしまうこと、そして固定するものがなく風の勢いで足が閉じてしまうことが原因だと思います。

風で飛ばされる原因が全て揃っているので、確かに風には弱いだろうなと感じます。

 

このようなお話を聞く中で、風に対して強くする仕様を考えてきました。

転倒が不安な場合にはお気軽にご相談頂ければと思います。

ただどちらにせよ天候をよく確認して、風が強くなってきたら室内へ移動させる等の対策はしっかり行って下さいね。

 

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