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アイアンの黒皮
アイアンの魅力の一つに「黒皮」があります。
この黒皮は後から加工して付けている訳ではなく、アイアンを精製する際に自然に発生する、「錆」の一種です。
「錆」と聞くとあの赤茶色の「赤錆」をイメージされるかもしれませんが、黒皮とは全く別の物です。
赤錆は鉄の内部まで侵食し、手で触ると赤い色が付いてしまいます。
対して黒皮は鉄の表面だけに発生し、内部までは侵食しません。
黒皮がついている箇所には赤錆が発生し難く、鉄本体を守る役割もあるんです。
サニーサイドスタジオの製品はクリアラッカーで錆び止めをしているので、サビの発生はとてもゆっくりとしたものになります。
量産品のようにペンキで塗装をしていないので鉄本来の黒皮や、溶接跡、加工の際に付く削り跡などをそのまま見る事が出来、それらがデザインの一部となっています。
「鉄」という素材が持つ味わいや経年変化を楽しんで頂けると思います。
オーダーメイドの工房
サニーサイドスタジオではアイアンをはじめ様々な素材を用いた製品のオーダーメイドを承っています。
製作の前にご希望や予算などなど色々お打ち合わせの中で、決めていくのですが
このお打ち合わせをいかに楽しんで頂けるかという事を大切にしています。
ワンクリックで商品が家に届く時代にわざわざ手間を掛けるのですから、やはりその時間は楽しいワクワクする時間であって欲しいと思っています。
オーダーは敷居が高いと感じるかもしれませんが、その分思い通りの製品ができたり、人とは違ったこだわりを詰め込むことが出来ます。
「モノづくり」という特別な時間を味わって頂ければ幸いです。
因みに「オーダーメイド」という言葉は、日本でしか通じないそうです。
海外では「オーダーメイド」のことを「ビスポーク」と言います。
このビスポークという言葉は=be spoken=「話し合ってつくられる」が語源になっているといわれています。
オーダーメイドは話し合う事が基本です。この話し合いの中で色んなお話を聞かせて頂き、想いを聞かせてください。
まずはお気軽にご連絡下さい。