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2022-02-12 18:15:00
エイジング塗装
エイジング塗装は複数の色を重ねて、古びた風合いや立体感のある色を出す塗装方法です。
通常はスプレーガンで塗料を吹き付けて色を塗りますが、エイジング塗装の場合は布に塗料を取り、薄い色から濃い色へ、ポンポンと叩いて色を重ねます。
一気に色を仕上げようとすると、ムラがなくなって立体感が薄れたり、布の跡が残ってしまいます。
色を何度も重ね、焦らず何度も何度も叩いて着色していきます。
エイジング塗装の場合、塗るというよりも「塗料を置いてボカす」を何度も繰りかえすという表現の方がしっくりきます。
エイジング塗装で錆の浮いた雰囲気を出す際には、実際に錆が出やすい箇所には赤錆の赤褐色を多めにしたりと、場所によって色を変えたり濃淡に変化をつけることでよりリアルな表現ができます。
このように色や風合いを自由に変えられることができるのが、エイジング塗装の魅力です。
本物の錆の場合、周辺を汚してしまうこともありますので、用途や設置場所によってはエイジング風塗装を提案させて頂いています。
最初から古びた風合いが欲しいけれど、すぐにボロボロになってしまうのはちょっと・・という場合にはおすすめです。
焦茶ベースのエイジング塗装
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凸凹のテクスチャーと焦茶ベースのエイジング塗装