コラム

2020/09/10 23:21

折りたたみ式看板は風に強い?

折りたたみ式看板は風に強い?

屋外に設置する置き型看板の場合、急な突風などで倒れてしまう事があります。

アイアン製の看板は重量があるので風には強いのですが、やっぱり安全な方が良いですよね。

重ければ重いほど安定感は上がるのですが、逆に倒れた時に危険なのと持ち運びが不便になります。
なので前回書いたようなストッパーをつけて安定感出したり、下部に重石を乗せて安定感を高める仕様をお勧めしています。

ちなみに重量は折りたたみ式で3キロ程度、スタンドタイプで7キロ程度が目安です。
一人で持ち運びできる平均は10キロ程度までと言われていますが、サイズが大きくなると持ち運びがしづらくなることも。
取り回しの際にバランスを崩したり、ぶつけてしまうこともあるので、できるだけ軽い方が安心です。

お打ち合わせの段階で、重すぎるかもという場合は事前にお知らせしています。
心配な場合は先にご相談下さい。


置き型看板を設置する際は、風が強くなってきたら室内へ移動させたり、事前の天候チェックを忘れずに。


風に揺れる看板

風が全て悪者かと言えばそうでもなくて、風を受けて看板がゆらゆらと揺れるのも雰囲気があって良いものです。

軽やかに揺れる姿はとても素敵なので、それ自体で看板として目立ってくれます。

どちらにせよ上手に風を味方につけて、アイアン看板を楽しんで頂ければ嬉しいです。

2020/08/29 17:52

折りたたみ式看板の良いところ


マルシェやイベントに持って行く場合や、お店が2階にあったりして看板をたくさん移動させないといけない場合には、折り畳みができるタイプをお勧めしています。

また看板は安定感を高めるために、足元を大きくしているので意外に場所をとります。
なので収納しておくスペースが狭い場合や、車で持ち運びたい場合にも折りたたみ式看板がお勧めです。

 

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折り畳みの場合はパッと開いて設置するだけのタイプと、サイドや下部にストッパーがついたタイプがあります。
ストッパーは鉄のしなりを利用してガチッと止まるので外れにくく安定感が増します。

例えば人がぶつかって足が閉じてしまい、看板が倒れるという事故を未然に防ぐことができます。
人通りが多い場所や、小さな子供がよく来店する場合のお店の場合はストッパー付きがおすすめです。

その他には置く場所の床面が滑りやすい場合にも、ストッパー付きが良いと思います。(床が滑りやすいと、ちょっと当たっただけで足が閉じてしまう事故につながります。)

※仕様によってはストッパーが必ず付いているものもあります。

 

「Roundbar9 サイドストッパー付き」

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Roundbar13 下部ストッパー付き

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はじめて折りたたみ式の看板の依頼を頂いたのは、お菓子屋さんをはじめたばかりの個人の方でした。商売をはじめたばかりでまだお客さんも少なく、各地のイベントやマルシェに出店しては宣伝をしていました。アイアンの雰囲気が好きで将来実店舗を出す時には店先にも置けるものを、というご要望に応えて設計したものがベースになっています。
2019/08/27 14:02

雨が降ったので錆について書いてみた。その魅力と付き合い方。

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アイアン製品を作っていると良く聞かれるのが、「錆ますか?」という事。

 

鉄だから錆びるのは当たり前だけど、製品としてちゃんと使えるの?という疑問があるようです。

 

僕はこういう時には

 

「鉄製ですので使っているうちに錆は発生します。その発生をゆっくりにする為にコーティングをしていますが、錆の発生はゼロではありません。錆が少しづつ出てきて、風合いが増していくのも楽しんで頂ければと思います。」

 

とお答えしています。

 

 

以前も書きましたが、僕は鉄に錆が発生して、どんどん変化していくところも鉄製品の魅力だと思っています。

ただ何もしないで放っておくと、あっという間に真っ赤な錆に覆われてしまいます。

それでは実用品としては使い難くなります。

 

その為、サニーサイドスタジオではウレタン塗料という丈夫な塗装で表面保護しています。

透明なウレタン塗装は、鉄の風合いを損なうことなく表面を保護してくれます。

軒先で使うような置き型の看板や、室内で使う物であればこちらで十分だと思います。

 

屋外で常に雨ざらしになる場合や、出来るだけ錆させたくない場合には艶消しの黒色で塗装する方法もあります。

この場合、錆止め塗装と黒色のウレタン塗装で表面を二重に保護するので、

錆から本体を守る力はより強くなります。

 

このように使用用途や、要望を聞いてご提案させて頂くので、心配な点があればお気軽にご相談下さい。

 

※ちなみに塗装は吹き付けで行い、鉄の表面の風合いを出来るだけ無くさない滑らかな仕上げにしています。

 

 

個人的には鉄が錆びていく様子というのは、革製品が手に馴染むような、デニムの藍色が少しづつ褪せていくような。そんな魅力があると思っています。丈夫な素材なので長く使うことができ、風合いの変化を楽しんで頂きたいと思っています。

 

 

因みに鉄は自然界では「鉄鉱石」の状態で存在しています。それを高い熱でドロドロに溶かし、精製して鉄だけを取り出しています。

 

鉄は製品になってからも酸素と結びつき錆が発生します。空気中には酸素が漂っているので、放っておいても鉄と反応しますし、水がかかればなおさらです。

その酸素や水から鉄を遮断する為に、塗装を施すという訳です。

 

NHKの番組で「鉄はなぜ錆びるの?」という疑問に対して、「鉄は錆びたがっているから」と答えていたのが印象的でした。鉄は自然界での鉄鉱石(酸化鉄)の姿戻ろうとしているそうです。

 

人工的に精製された鉄ですが、元の状態に戻ろうとする姿からは素材としての生命力のようなものを感じます。

鉄という変化する素材を楽しんで頂き、そも魅力を少しでも引き出せるよう毎日ものづくりをしています。

 

 

 

トップの画像はウレタンクリア塗装をして2年間雨ざらしで、直射日光にさらされた工房の看板です。うっすら錆が浮いているのが分かるでしょうか?メンテナンス無しでこの程度の変化が起きますので、参考にして頂ければと思います。

2019/08/27 11:06

鉄の魅力

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サニーサイドスタジオでは主に鉄でモノづくりをしています。

 

鍛冶屋だった祖父の影響もありますが、僕はこの鉄という素材が大好きです。

 

鉄の魅力というのは「硬くて丈夫」ということ。

 

硬く重たい鉄を火花を散らしてバリバリ切ったり、力いっぱい曲げたり、溶接で溶かしたり。

 

とても手間や、時に力も要る仕事です。

 

時に鉄という素材に自分が試されている。そんな気分にさせてくれます。

 

 

それに一度組み上げてしまえばよほどのことがない限り壊れないし、木よりも細くシャープなデザインにすることができるので、そこに素材としての魅力を感じます。

 

 

 

そしてもう一つの魅力が「錆びる」という点です。

 

丈夫な鉄ですが水や湿気には弱く、放っておくと錆が発生します。

 

鉄は自然界では酸素と結合した酸化鉄(鉄鉱石)の状態で存在していて、これを人間が無理やり精製して鉄だけを取り出しています。

 

鉄が空気中の酸素と結合して錆びてしまうのは、この自然界での状態に戻ろうとする作用だそうです。

 

丈夫な反面、素材としてはある意味不完全だとも言えますが、この不完全さが鉄の魅力につながっていると思います。

 

経年変化を悪と捉えるのではなく、「育てる楽しみ」と捉えると鉄という素材により魅力を感じてもらえると思います。

 

履き込んだジーンズや、使い込んだ革小物のように自分だけの品に変化していく様を楽しんで頂きたいです。

 

 

重厚感とシャープなデザイン性。そして経年変化。鉄はたくさんの魅力のある素材です。

 

今後も鉄の素材感を愉しめる、美しい製品を作っていきたいと思います。

2019/07/10 16:43

看板に名前を付けてみた。

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  window frame(窓枠)

※アンティークの窓枠や格子をイメージして作りました。

 

 

 

今後は看板一つ一つに名前を付けてみようと思います。

 

 

今まではお問い合わせの際に、写真をスクショしたものを添付して頂いたり、SNSの投稿日時を伺っていましたが、

名前があることでお問い合わせの際、意思疎通をしやすくする、というのが狙いです。

 

 

ただ便宜上だけではなく、もう一つ大きな理由があります。

 

 

看板を製作する際には要望や、お店のコンセプトを伺います。

 

色々なお話をする中でモチーフを決めデザインをおこしていくのですが、そのモチーフを名前に入れることで、第三者にもイメージや世界観を感じやすくなると思います。

 

作り手としては、看板を引き渡す際には「しっかり役に立ってこいよ」という気持ちで送り出しています。

お店を彩る大切な看板なのでお客様はもちろん、僕自身思い入れもあります。

 

だからこそ、その一つ一つに名前を付けてあげたら素敵かなあと思った、という次第です。

 

 

実はサニーサイドスタジオ内では呼び方があったのですが、それを公表してみたという感じ。

打ち合わせした当人にしかわからないネーミングもあるかと思いますが、それはそれで面白いかなと思います。

 

ネーミングの裏側を色々想像して貰えると楽しいかも。

気になる方はお問い合わせ下さいね。